いつの日からか広告は邪魔でうるさい存在に成り下がった。かつてのテレビCFは芸術性に溢れ、駅に掲示されるポスターに人々は足を止めた。昭和の風景だ。昭和43年に生まれた私は広告マンに憧れ、そんな広告の作り手になりたいと現場で多くを学んだ。そして時は経ち、ふと立ち止まってみると、私が作る広告は誰の目にも留まらず、何の役にも立っていないことに気がついた。
いま私たちインスケイプが作る広告は、どこかで誰かの役に立っている。広告だけど技術が学べ、技術が身につくコンテンツとして多くのエンジニアの糧になっている。インスケイプが掲げるコンセプト「Aducation」だ。役に立つ広告。学びのある広告。学力格差どこ吹く風。いつでも、どこでも、誰でも、無料で学べる環境を。次はどんなことに挑戦しよう。
令和元年 インスケイプ株式会社 中川千洋